午後、雨が上がったので庭に出る。
咲き終わった水栽培のヒヤシンスは土を深く掘ってそのまま埋める。
球根は土から栄養を摂って太陽を浴びて球根を太らせる。
暑い夏を土の中で過ごして、
来春には再び花を咲かせてくれるのだ。
今、裏庭には毎年埋めている球根が一斉に花開こうとしている。
写真は柚子の木の下。
写真を撮ろうとしゃがんだら、柚子の実が3こ落ちていた。
昨日の雨に打たれたのだろう。
柚子の木にはまだ柚子が数個残っている。
動物が餌を埋めて隠しておいて、それを忘れてしまうように、私もどこに埋めたか忘れてしまう。
庭のあちこちに赤や白や紫の花が咲いて初めて思い出すのだ。
切り取って夫のお墓に持っていくのが毎年の行事なのだ。
夫が亡くなったのは21日だけど、春分の日なので数日ずらして行くことにしている。
教会の墓地は人気が無く空いていて鶯の鳴き声が聞こえて素敵なのだ。