また友達の訃報が入った。
高齢になったら多くのものを失うようになる。
友達もその一つ。
子供の頃から知っている同級生たち。
気心知れて安心して一緒にハイキングや食事を楽しめる友人たち。
一人二人と先に人生の終わりを告げて去って行くのは悲しい。
同窓会コーラスでいつも隣で歌っていたY君は、以前誰かの葬儀の時に「a-dollさん、僕のお葬式にも来てくれるよね」と言った。
「もちろん行ったげるよ」と約束したのに、コロナの間に「亡くなりました」、と奥様からの喪中の葉書で知らされた。
昨日の訃報はN君。
彼の葬儀は家族葬で行うから、迷惑だとの判断で供花だけで行かないことになった。
彼は多分自分の衰えた姿は見てほしく無いだろうから、それも仕方がない。
家で祈ることにした。
彼は87歳にもなってまだ車の運転をしていたから、私はずっと事故をしないか心配だった。
もうその心配をしなくても良くなった。
彼は「僕、最近教会に行ってるねん」とハイキングの時に私に言った。
それきりでもっと詳しく聞きたかったけれど、機会がなく、私は彼が天国に行ったと信じている。
天国で会えたら良いな。
昨年のN君宅での花見の会。
自分で作った押し寿司を切り分けているN君。
今年の花見の会。
この後、4月の末に急に亡くなったI君も元気に何か食べてる。
この花見の会は永久に終わりを告げた。