小雨だったので傘を差して教会へ歩いて行く。
教会に着くと聖歌隊の練習が始まっていた。
イースターに向けての練習である。
譜面を貰うと「こんな美しい朝に」だった。
川口耕平作曲 水野 源三作詞
霧が次第に晴れて来て
山々が姿をあらわす
こんな素晴らしい朝に
主は甦られた
空高くひばり鳴き出し
露に濡れてすみれ咲く
こんな美しい朝に
主は甦られた
早起きの人が笑顔で
朝の挨拶交わし合う
こんな麗しい朝に
主は甦られた
長野県出身の詩人水野源三さんは1937年1月2日生まれで、ほぼ私と同じ頃の誕生だ。
小学4年生の9歳の時に、脳性麻痺で目と耳の機能以外全てを失った。
お母様が文字盤で彼の瞬きを捉え書き留められ詩が出来た。
「瞬きの詩人」と言われる。
12歳で町の教会の牧師に聖書を与えられて、熱心に読み始めてクリスチャンになった。
18歳で詩作を開始。
美しい詩を作り、47歳で亡くなられた。
素敵な詩で曲も美しい。
毎週の練習が楽しみ。
3月31日 イースターで歌う。