a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

午後はやはり映画

気象のせいで朝から不機嫌。

漢方薬を飲んだら少しはマシになったものの、目の調子も悪いし。

裏庭に出て昨日の続きの酢橘の木の剪定をする。

気分転換になったけれど、体調は治らない。

べッドに横になっても、眠いわけでは無いから寝たら治るってものでも無し。

 

午後は、好きな映画を見るしかない。

一度観たけれど好きな映画は何度でも観る。

2019年のアメリカ映画「ストーリーオブマイライフ/わたしの若草物語

ジョーはシアーシャ・ローナン

ローリーはハンサムなティモシー・シャラメ

監督はグレタ・ガーウィグ

 

何といっても少女の頃から大好きな「若草物語」だから、こんなに美しい映画になったら何度でも観ずにはいられない。

この映画は長いのが欠点で、時の流れが行ったり来たりをしつこく繰り返す。

1868年にルイーザ・メイ・オルコットが発表した「Little Women」が原作で、4人姉妹が貧しくても健気に明るく生きている様子が類を見ない素晴らしい物語。

場所はマサチューセッツ州コンコード。

映画にも出てくる家は今でも実在する。

今回の映画では、最後に本を作っている様子をジョーが見る場面があるが、古い活版印刷で表紙に金箔を押して糸で閉じてるなんて素晴らしい。

またジョーが小説を書くのはタイプライターでもなく、ペンをインク壺に突っ込んで美しい書体で書いているのは素敵だ。

「光る君へ」のまひろが源氏物語を筆で綴るのと余り変わらない。

ジョーの書きっぷりはもっともっと早いけれど。

パッチワークキルトのベッドカヴァーなんかも痺れる要素。

 

大切な要素を持っている小道具(?)にピアノがあるが、ジョーの彼が弾いたのがベートーベンのピアノソナタ<悲愴>

この曲を弾かずにおられなかった彼の心情。

 

お父さん(従軍牧師として南北戦争に駆り出されている)の姉であるお金持ちのおばさんがメリル・ストーリープ。

今までの映画の中でやっぱり一番すごい。

ヨーロッパ旅行に連れて行ったのは妹のエイミーだったが、遺産としてジョーに大きな家を残した。

いつもハッピーエンドの若草物語