a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

文芸ドラマを観る

今日も寒い!

一歩も外に出ず。郵便受けまで朝刊を取りに出ただけ。

ああさぶ、ちめた!

 

コロナで家に篭ってから韓流ドラマは沢山見せてもらった。

イケメン俳優も沢山知った。

1本が16回20回24回、と長く続くし、1回が長い。

チューインガムのように長〜く伸ばして視聴者を焦らすのだ。

 

「トルコ外伝」もまだまだ続いて見ている。

歴史の事実が有るから筋は分かっているのだけれど、面白くて止まらない。

 

先週から観出したのはプライムビデオでBBC放送の連続ドラマ。

チャールズ・ディケンズ原作の「リトル・ドリット」。

汚い貧しいロンドンの刑務所やら壊れそうな家とかと貴族の豪華な家と暮らしが両極端で出てくる。

可憐な主人公エイミー・ドリットはクレア・フォイ

ちょっと内気な紳士アーサー・クレナムはマシュー・マクファディンプライドと偏見のダーシー卿役の俳優、英国のイケメン、声が良い)。

 

登場人物は個性的な人ばかりで、複雑な物語で、最後まで観ないと分からない。

最後にどんでん返しがあったりするから実に面白い。

 

 ディケンズの小説のドラマ化は多い。

クリスマス・キャロル

オリバー・ツイスト

「ニコラス・ニクルビー」

「大いなる遺産」など。

 

 今夜から観ようとしているのは、やはりディケンズ原作の「荒涼館」。

原作を読んだことがなくて、物語を知らないからワクワクする。

観る前に読もうと図書館で本を借りてきたがとても面白い。

読み出したら止まらなくなる。

まだ途中だし長いから間に合わない・・・。

ドラマは逃げないで待ってくれるから読んでしまえば良いのだけど、待ちきれない。

 

 

 

待合室にて

今朝は氷点下になった。

冷たい朝だから医者は空いているかも知れない・・・と思いつつクリニックへの坂道を歩く。

何の何の元気なお年寄りで混んでいた。

年末にした血液検査を見て先生は「どっこも悪ないな〜」と感動してくださる。

それでも救急車にお世話になることも有るのだ。

これが高齢者なのである。

 

会計も済まし帰ろうとしたら一人のお年寄り(私よりも)が私の顔を見て掴まえて喋り出した。

「主人が死んでしもたんよ」と涙目で。

私の手を握って「寂しいて悲しいて、あなたやったら分かってくれるやろ?」。

 

待って待って・・・(この人誰かな?)

 

側にいた看護師さんに小さな声で「この人誰?」って聞いたら「知り合いや無い?**さん」・・(知らん人や)

「ご主人亡くなりはったん?」「去年ね」。

 

ご近所で「歌の会」や「作品展」で知り合いも多いけれど、この方は知らない。

涙を流して悲しさを訴える姿に「あなたのことを知りません」とすげなく突き放せない。

しばらく悲しさを辛さを肯定しつつお相手をした。

「寒いからご自分のお体も大事にね」と言って切り上げ帰宅。

 

高齢になってご主人を亡くされてさぞ悲しかろう。

悲しさのあまり認知症が始まったのかも知れない。

マスクをして色つきのメガネをして帽子をかぶっている私を、友達の誰かと間違えたかも。

 

別れの辛さを思い出して悲しかった。

コーラスの練習はいつまで出来るか

強い風とみぞれ混じりの雨が降った。

2週間に1度の女声コーラスの練習日。

寒いなんか言ってられない。

勇んで出かける。

図書館にも行けたし、歌ったら頭痛も肩こりも全部治ってしまう。

 

マスクして広い部屋で扉も解放して先生はビニールカーテン越し、でもコーラスは駄目、と言われる日が近いかも知れない。

 

ピアノ伴奏の先生が今月でお別れ。

女声合唱組曲「蝶」中田義直作曲、伊藤海彦作詞 を全曲通して歌ったので録音した。

先生のピアノで歌うことはもう無いので。

お名残惜しい(ー ー;)

 

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山茶花

寒いのも平気。

椿と違うのは、花びらが散る。

いつまでも残って茶色くなってしがみついているうちの山茶花

 

ユンボギの日記

最近読んだ本

 

ユンボギの日記 ーあの空に悲しみがー」イー・ユンボギ 坂本勲訳

 

韓国の大邱に住む10才の少年ユンボギの1963年6月から翌年1月まで綴った日記。

ユンボギの母は6才の時兄妹4人を置いて家出をした。

父は病気で働けず、家賃も払えず追い出され、住む家も無い最低の暮らしを強いられていた。

凄まじい貧しさ。

ユンボギはガム売りをして僅かなお金を稼ぎ、お米を買ってお粥を食べたりうどんを弟妹たちに食べさせていた。

稼ぎの無いときは空き缶を持って「おもらい」をして餓えを凌いだ。

学校は休みがちだったが、先生がノートをくれて日記を書くように勧めた。

 

その頃の韓国は軍事クーデターの後で、軍政から民政へ転換の時期だったが、冷害と水害、凶作、物価の値上がりが続いた時期。

 

日本の戦後の子供の餓えも凄まじいものだったが、ユンボギは日々それを先生から貰ったノートに書いた。

先生はそれを読んで、感想を書いて励ましてくれるのだ。

お互いに貧しいのに、人々はそれぞれの力に応じたやり方で助けようとしてくれる。

学校の先生も優しいし、友達もお弁当を分けてくれたりする。

 

学校の先生を通じて出版されることになって、人々はその実態を知った。

惨めな暮らしに耐えて、行くへ知れずの母を慕って正しく生きるユンボギ。

涙無くして読めない。

 

 

 

リンドグレーンと少女サラ

最近読んだ本

リンドグレーンと少女サラ」秘密の往復書簡

児童文学者のアストリッド・リンドグレーンは「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ちいさいロッタちゃん」など多くの子どもの作品を書いた。

 

リンドグレーンには子供達からも大人からも沢山手紙が届く。

長年にわたって受け取った手紙が何千通と残っていた。

出来る限り返事を書いたが、何分数が多いので往復のやり取りはしない。

一度きりと約束していた。

 

リンドグレーンが亡くなって、アーカイブ(文書記録)の整理をしていたら、一人の少女からの手紙が沢山出てきた。

その少女は「サラ」。

 

サラは長年、リンドグレーンからもらった手紙を大切に大切に保管してあった。

リンドグレーンが亡くなって何年かして、サラはリンドグレーンの遺族の娘に連絡をとった。

リンドグレーンは1907年生まれ。

サラは1058年生まれで、サラが初めて手紙を出したのが12才のとき。

 

親から虐待を受けてお祖母ちゃんと暮らしていたサラ、学校でもいじめに会っていた惨めな少女サラ。

思いの丈を文章にして一人の読者として出した手紙が、リンドグレーンの心に深く印象に残ったのだろう。

秘密にしてずっと手紙のやり取りをしてサラを支えた。

 

悩み多い一人の少女と、世界的に知られた作家、しかも年齢差は51才にも関わらず対等な立場でやり取りがなされていた。

 

二人の手紙が揃って、サラは熟慮の結果出版することを承諾した。

成長したサラは、3人の子どもを持ち、ジャーナリストの仕事をしている。

 

 

 

 

先輩からの年賀状

年賀状は極力出さないようにしているが、やっぱり下さる。

嬉しいのだけれどね。

 

今日長いお付き合いで、今年初めて年賀状を下さった人がいた。

同窓会コーラスの4年先輩のSさん。

88才。

「昨年12月に**教会で洗礼を受け新しく出発します」と書かれていた。

賛美歌を歌うのは好きよ・・・といつもおっしゃっていたが、教会に通っているとは聞いてなかったので驚いた。

嬉しい。

昨年は「私の形見やから貰って」と言って毛糸のマフラーを編んで皆に配って居られたが、私に報告しようと年賀状をわざわざ下さったのだ。

嬉しい。

早速お祝いの返事を書こう。

 

ところで、年賀葉書が足らなくなったので買い足しに郵便局へ行く。

ガトゴトと古いプリンターで印刷していて、試し刷りでふと見ると郵便番号が間違っているでは無いか!

昨年暮れに出したのは全部間違っている。3を8にしていた。

自分ちの郵便番号を間違う?

あ〜あ、私から受け取った方。

間違いですからね。

確かめなくても結構です。スルーしてください。

 

それともう一つの間違い。

捨てたカレンダーに貼った薬を飲む日のシール。

 

ちゃんと新聞屋さんが毎月くれるカレンダーの1月の16日に貼ってあった。

・・・・・。

自分のした過去に責任を取れ無いようになってきたわいな。

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今日も人形の写真。

左の人形はクーニャン。

ビスクの顔とボディは二人とも一緒。

中国の衣装は、娘が香港で子供用の服を買ってきてくれた。

縫い直して帽子も作った。

 

アジアの子供の顔立ちは同じで、それぞれの民族衣装がよく似合う。

この人形は、今は1児の母になっている姪Kちゃんの幼顔をモデルにした。

右の市松さんの衣装は多分夫の母の振袖用の長襦袢(婚礼衣装だったかも)。

生中継の礼拝

今年から礼拝はliveのネット配信で行われるようになった。

いつもの日曜日のように9時にスタート。

パソコンの前に座って聖歌集と聖書の箇所を開けて準備する。

教会で礼拝が始まる前と同じ気分でちょっとした緊張感がある。

 

生中継だけど、寝坊した人は何時ものように好きな時間に録画でみられるようになっている。

 

最近猫のクルミは邪魔をしなくなった。

賛美歌を歌っても噛みに来ない。

猫は習慣となったらしっかり覚えてしまうので、30分も経てば終わることも知っている。

「1週間の始まりや〜」と思って聴いているのかも知れない。

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礼拝堂の新年の花。

パソコンの中でも華やかで美しい。

 

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