a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画さゆりを観る

夫は謡曲のおさらい会に出掛けて留守。
私は今週も良く出掛けてくたびれたので今日は休養日とする。
映画『さゆり』を観た。すごく面白かった。かなり原作に近く作られていて見応えのある映画だった。
これはアメリカのハリウッドの映画だと納得すれば違和感は無い。芸者さんのヘアスタイルもアメリカ好みに結髪しているからあんなであって、髪飾りもカトレアの花でも何でもよろし。
芸者さんは戸外では左手で持ち上げる左褄スタイルを取るのが普通。車から降りて家に入るまでを、裾を引きずりながら、裾を蹴散らしながら、足を太ももまで見せて歩いているのもハリウッド映画なのだから。
お寝間着も赤い長襦袢を丸でドレスの様に着ているし、昔の(今も?)芸者はロングヘアを洗い髪の様になびかしたりして外は歩かないし。調度品もインテリアも・・・等々文句を言っていたら、1晩中ブログを書いてなあかん。
これはハリウッドムービーなのだ。文句あるか?
桃井かおり置屋のお母さんの雰囲気がぴったりはまっていた。工藤夕貴演じるパンプキンの舞子姿は流石に違和感なく愛らしい姿でほっとする。コン・リーの初桃は、迫力が有って素晴らしかったし、チャン・ツイーは美しかった。
映画は文句を垂れたりあら探しをしないで素直に観ましょう。