a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

昨日の続き

a-doll2008-05-08

昨日の続き。
彼らがボストンへの取材旅行から帰ったら、膨大なフィルムを編集し始めた。ディレクターのMさんは、我が家へ何度も足を運んで、娘のビデオや写真を持って行った。一度等は写真を探すのに3階のアティックまで一緒に上がって、膨大な娘のアルバムを一緒に探してくれた。
前日の19日には最終チェックにアシスタントも連れて来た。彼女は台所を使うのでその準備をした。
「何遍も来たからタクシーに乗っても慣れたもんで、そこ右とか左とかまるで自分の家みたいに言ってますよ」とMさん。
毎日雨が降って前日も雨。
所が当日4月20日はお天気になって、爽やかな若葉風が吹いて上々の撮影日和。
朝早くから若い男性が10数人女性が3人、大勢が上がって来てきぱきと準備を始める。屏風も障子も外して何本もライトやカメラを据え付けている。
夫と私は部屋の隅で眺めるだけ。撮影が始まる前に、大体のシナリオを教えてくれる。もし変なこと言ってもカットするから心配要りませんから、いつも僕にしゃべっていた様なことを自由に言って下さいと。
案の定、夫の言葉は沢山カットされてしまったわけだが。
撮影が始まっても、沢山のスタッフが前に居て、グッさんが面白いことを言ったりするとどっと笑うので、こちらもリラックスしてカメラが廻っているのを忘れてしまっていた。
ところが当日何をしゃべったか全然覚えていない、放映を見てあんなことしゃべっていたのか、と解ったが。
グッさんは頭が良くて、性格も良い。色紙にサインを頼んだが達筆なので驚いた。
あっという間に、元通りに部屋を片付けワゴン車2台に分乗して帰って行った。どうやら何とか責任を果たせたかとほっとしたのだった。

今日の写真:あやめ