a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

蒸し暑い夏がやって来た

昨日から急に蒸し暑くなった。日本の夏がやってきたのだ。夫は暑い!とシャワーを浴びてきて、パンツ1丁でうろうろしているのをスカイプに映され、娘に「お父さん、止めてよ!地球の裏側に迄裸を映さんでもええでしょ!」と叱られる季節がやってきたのだ。
夕方には蚊と戦いながら庭に水を撒かねばならない忙しい季節でもあるのだ。
午後録画をしておいた映画を観た。
フランス映画『バティニョールおじさん』ジェラール・ジュニョ監督、脚本、主演。
1942年夏、パリはドイツ軍に占領されていた。
肉屋のバティニョールの娘の婚約者(この映画の悪役の代表である)が、隣に住む外科医のユダヤバーンスタインを密告して、彼ら一家は捕われて行く。
バティニョールは或る日、玄関に逃げて来たバーンスタインの子供、シモンを匿うはめになる。
始めは迷惑がっていたバティニョールだが、シモンと彼の従姉の女の子二人を連れてスイスに逃れさすことにした。
シモンは金持ちのインテリのお坊ちゃまで、生意気である。教養の無い肉屋の男が、必死で逃亡を助けるのだ。はらはらしながら、でも面白くて笑いながら、切なさがぐっと胸に迫る良い映画だった。

バティニョールおじさん [DVD]

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暑い夏の午後は映画を観るに限る。