今日はめちゃくちゃ暑い日だった。
同窓会コーラスに行く。
夜は月に1度の実行委員会。委員会といっても議題は数分で片付き、後はご馳走をたべるだけの会なのである。
場所は四ツ橋にある『味采』。
今日のご馳走は『鱧ちり』新しい鱧を捌いてもらって調理してもらった。
鱧は夏祭りに付き物の大阪の味覚の一つである。
昨日天神祭が終わったので、少しは安く仕入れてもらえるだろうという、厚かましい魂胆でこの時期毎年鱧を食べることになっている。
出席は15人、殆ど全員だ。
大阪は食い倒れと言われているけれど、高校の同期生は食べ物にうるさい。
昔から船場の商人は、一生懸命お商売に励んで、お金を儲けて、美味しい食事を楽しんで来たそうだ。使用人には貧しい食事を出すのも有名だが、それも努力して早く暖簾を分けてもらい、旦那さんのように美味しい物を食べられる身分になろうと思って働くのだ。
と、船場育ちのぼんちであるI崎君が言った。
お腹が一杯になったので四ツ橋から難波まで御堂筋を歩いて帰る。
帰宅したらお留守番の夫は、阪神タイガースが勝ったので機嫌が良かった。