夫の病院へは娘が行ってくれたので、４２日振りに（６週間振りに）同窓会コーラスに出席した。
来年２月に１０周年リサイタルを計画しているので、欠席者も少なく熱心に練習しているようすだった。
メンバー達は、寄って来て見舞いと労いの言葉をかけてくれた。
先輩のSさんは度々見舞いの葉書を下さっていて、ハグをして涙を流して喜んで下さった。彼女のご主人も高齢で心臓の病気を抱えていらっしゃる。
意外だったのが男性達の意見で、アメリカでの仕事をやめて、引き上げて来る娘に対して「可哀想や、夢の実現の途中で帰って来るのは残念やな」と口々に言った。女性達は一様に「Nちゃん帰って来るから安心や」と喜んでくれている。
もうリサイタルのチラシの見本も出来ていて、ドレスも見本を注文したみたいだ。
Iさんは「あんた、きっと気に入らんと思うよ。すったもんだで決まったのやから」と言った。船頭が多すぎるのだ。
気に入るも入らんも、私は何も文句は言えない。無責任にも途中で放っぽり出さざるを得なかったのだから。
家には夜娘の友達が来るので、私は練習後おでん屋での集会に参加した。相変わらず喧々諤々と遠慮の要らない会話が弾む。
久しぶりの世間（？）への参加で、少々刺激が強すぎたのか、夜中に目が覚めた。
