昨日、夫の元に鎌倉の俳句誌の主宰からカレンダーが届いた。主宰の句も載っている俳句のカレンダーである。
「最近ご投稿が無いので、如何なさったのかと案じている」旨の手紙が添えてあった。
私はこれがとても辛い。夫の友人や知人に夫の現状を伝えるのが嫌なのである。皆一様にがっかりされるし、又慰めたり励ましたりして下さってとても有り難いのだが、辛いのである。
病院にカレンダーと手紙を持って行って夫に見せた。
「先生が心配なさっているから手紙を出しとくね。カレンダーのお礼に何かデパートから送っとく？」と聞いたら「うん」だったので、今日高島屋で菓子を買って送ってもらった。明日お礼状を出す。
午後コーラスの練習に同窓会館に行く。
歌ったら生き返る様な気持ちになる。私はやっぱり歌うのが好きなのだ。
今日も早退して病院へ。暗くなってからの病院は寂しい。ロビーの灯りも落としてあるし見舞客も疎らで静かになっている。
穏やかな夫の顔を見てほっとして家路につく。
