a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

リハビリの見学

a-doll2008-12-02

夫のリハビリの見学をする。まるで父兄参観の気持ちである。
夫も少し緊張しているらしい。子供の頃後ろに母が立っていたら緊張して解っていても手を挙げられなかったのを思い出す。
平行棒の前で慎重に慎重に準備をして立つ。左手は棒をしっかり握って身体を支えている。(写真)
先生は歩かそうとなさっている。夫の耳元で小声で励ましながら、身体の感覚を取り戻させようとなさっているのだ。
根気の要る仕事だと思う。
次はベッドに移って、身体の向きを左右に換えて持続させる。背骨を順番に押さえていらっしゃる。麻痺の有る右側を下にして横向きの姿勢も取れるのだ。最後に車椅子に移るのもリハビリの一つ。車椅子の肘を掴まって身体を移動させて座るのである。全部終わった後大きなため息を付いた。
先生は、「とても真面目に言う事を聞こうと努力なさいます、リハビリのベッドの上では、緊張をするので、ほっとなさったのでしょう」とおっしゃった。全部で30分程。夫が先生を信頼しているのが充分伝わって来た。
その後、食事も見学した。お粥と梅干しペースト。鶏肉の料理。大根の煮た物。デザート。全てどろどろにしてある。
スプーンで入れて貰ったら口の中で動かすが、喉を通すのが大変なのだ。お茶とかみそ汁は特に飲み込むのが難しいみたい。
半分位食べた。
食べるのか楽に出来るようになると、胃瘻も取れる可能性が出て来る。ゆっくり頑張って欲しい。
今日は何度も笑顔を見せて嬉しそうだった。私が看護士さんと冗談を言うたびに一緒に笑うから、会話を聞いて楽しんでいるのだ。
気分良く帰る。
花屋さんに寄って葉牡丹とパンジーとアリッサムの苗を買って帰り、早速植え付けた。