a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

今日も歩いて教会に行く。
詩篇45篇2節を読んだ。
メッセージの題は『心の美しい人』。
心の美しい(詩篇には麗しいとなっている)人とは、優しい人のことである。
聖書に書かれた『心の美しい人』とは、
1、人の過ちを赦せる人。しつこくいつまでも恨まないで、全てを帳消しに出来る。
 エペソ4:32
2、へりくだっている人。自我をつっぱらない。
 間違いに気付いたら正すことができて、そして謝ることが出来る。
 マタイ11:29
3、感情的にならず優しく説明できる人。
 1ペテロ3:15〜16

顔は美しいのは良いけれど、心の美しい人が一番である。
昨日NHKハイビジョンで「怖い絵」という番組を見た。
その中でオーストリア皇后エリザベトの肖像画を怖い絵だと解説した。

背が高くて(172センチ)モデルの様な細くて美しい立ち姿、美しい衣装、見事な髪、もちろん絶世の美女である。
なのに何故怖いのか。
エリザベトは乗馬が好きな自由奔放な少女だったが、美しい面差し故にフランツ・ヨーゼフ1世に見初められて16才で皇后の座についた。
姑の大公妃ゾフィーは大反対だったし、間もなく産まれた子供も自分で育てられず取り上げられたりする様な、窮屈な日々を送った。
そこから逃げ出すために旅を繰り返し、また美しさを保つためにダイエットとエキササイズに熱中した。
晩年は衰えた美貌を隠すために、喪服を脱がずベールと扇で顔を常に隠していたと言う。皇太子ルドルフを失い、希望の無い辛い人生だったことだろう。
美しい肖像画の下に、恐ろしい実像が隠された絵ということだった。
顔が美しい故に、辛い悲しい人生だったと云える。
私は顔の美しい人として生まれなかったけれど、今からでも心の美しい人になる様に努力して、穏やかな人生を送りたいものである。