a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

蕗谷虹児のイラスト

朝刊に1面広告が載っていて、それはヘヤーカラー剤ダリヤの会社ので、使っているのが「薔薇と少女」という蕗谷虹児の昭和43年の作品だった。
蕗谷虹児は明治31年生まれ、パリでもしばらく活躍した画家だが、帰国後イラストレーターとして少女雑誌で人気だった。
私はこの方の絵が大好きだった。
特にすーっと引かれた線の美しさ。モダンな雰囲気の少女の顔と洋服のデザイン、材質感、模様、全てに完全にイカレてしまっていた。
後に画集なども買い集めたが、少女の頃に観た絵は幻で今は観ることは叶わない。
私の脳裏に残っているだけだ。
今日の絵は、少女の頃に観た絵に近い雰囲気で、思わず目が点になってしまった。