a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

大正時代の卒業アルバム


上の写真は夫の母の女学校の卒業写真アルバムの中の先生たち。
物置から出て来たのは、大正10年3月 名古屋市立第一高等女学校 卒業記念の和綴じの写真帖である。
14人づつ、紋付袴で撮っている。夫の母は夫の若い頃に良く似た顔で納まっていて微笑ましい。
娘にも面差しが似ている。
アルバムの最初は職員として先生方の写真。面白いのは男の先生グループだけ、女の先生グループだけ、と分けて写してある。男の先生は髭を生やした少し年配者が多いが、女の先生方はまだ若い。
前列右端の方は何を教えていらしたか。国語?音楽?左から3番目の方は厳しそう・・・。お作法でも教えていらしたか。真面目なお顔をなさっている。
アルバムを見て気が付いたことの一つに、ちゃんと正面を見ていない人が結構居る。今ならカメラの方を見るのが普通だし、カメラマンが「こちらを向いて下さい」と注意するだろう。
この写真の後列2番目の先生も完全に横向きだ。
まさかレンズを見ると魂を取られるなんて思ってるのでは?
こんな物が出て来ると、面白くて断捨離が前に進まない。