日曜礼拝メッセージより
ヨハネ４：７〜１４
この頃、ユダヤ人はサマリヤを通ってはならないという不文律があった。
イエスはヤコブの井戸のかたわらに腰を下ろしておられた。
女が井戸の水を汲みに来た。彼女は多くの人が井戸の水を汲みに来る早朝を避けていた。この女は５度結婚に失敗していたので、井戸端会議の話題にされたくなかったのだろう。
イエスは女に「わたしに水を飲ませて下さい」と言われた」。
イエスはここでは奇蹟を起こされたのではないが、絶望の中にいたサマリアの女が、イエスに出会ったことで、新しく壁を打ち破ることが出来たのである。
壁を破るには、
１、否定的な考えを捨てる。１１節
思い込みが強い。過去の駄目なことばかり数えてしまう。
２、自分の問題から逃げないこと。
辛いことを指摘された。１５〜１６節
問題から逃げていると問題はいつまでも追っかけて来る。
ヤコブの例がある。ヤコブは兄を騙して父の相続権を手に入れた。兄から逃げたが２０年後におじに騙されてしまった。
女は、自分の触れられたくない辛い過去を全て知っている方に出会った。
３、キリストの愛の力を知る。
ユダヤ人なのに、井戸の傍で座って、私に会うだけのために待っていられるお方。女はイエスの大きな愛の力を全身に感じたのである。
キリストの愛を知って、不可能の壁を突き破り、生きる力を得たのであった。２８〜２９節
