12弟子 「ピリポ」
ピリポに因んで、フィリップ、フェリペ等と名を付ける。
12弟子の中にはペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネといった2組の兄弟もいるし 、ピリポのようにアンデレやナタナエルと非常に親しい関係があり、それで導かれたケースが多い。(家族、友人に信仰が広がる教会が理想的)
1、 ピリポとキリストの出会い(ヨハネ1-43)
ペテロ兄弟と同じガリラヤ湖の港町ベッサイダ出身。
キリストから直接「私に従ってきなさい」と言われ、従う。
2 、友人ナタナエル(バルトロマイ)にキリストのことを伝える(ヨハネ1-45)
ナタナエルの懐疑的な反応に対して「来て、そしてみなさい」と最も良い方法で(議論や説得ではなく)ナタナエルを導く。
3、性格 (ヨハネ6:5-7)
①男5,000人(女、子供を含めると数万人)に必要なパン代の計算が速い。
ピリポはイエスに答えた。「めいめいが少しずつ取るにしても、二百デナリのパンでは足りません。」
二百デナリ =二百万円 二百万円÷数万人=?
②キリストはご自分では何をすべきだと存じてあったことを思えば、この質問でピリポに何を伝えたかったのか?
信仰の世界は計算を超える。
神にとって不可能なことは一つもありません。ルカ1:37
ヨハネ12:21
③頼まれやすい性格
仲介であるが、ギリシア人の来訪は大切だとの洞察もある。
4、信仰(ヨハネ14:8-11)
ピリポの質問「父(神)を見せてください」はすべての人の願いでもある。
これに対するキリストの答えから何が解るか?
ピリポはイエスさまは先生であって神様とは思ってなかった。
イエスは彼に言われた。「ピリポ。こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見た者は、父を見たのです。どうしてあなたは、『私たちに父を見せてください』と言うのですか。(9)
同一本質を示された。
コロサイ1:15-18 →創世記1:26
神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。
われわれ=(父なる神、御子イエス、聖霊なる神)=三位一体
第一コリント12:13
なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。聖霊によるバプテスマと書かれている。