a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

キリスト12弟子 熱心党員シモン

12弟子 「熱心党員シモン」
紹介することばが変わっている。「熱心党員シモン」。聖書に彼の情報は無いに等しい。


1、「熱心党」とはどのようなグループかユダヤ古代史』(ヨセフス著)によると、紀元6年、ローマ帝国ユダヤ人に納税を強要した時、国粋主義的な政治組織が起こり、異教の国ローマ帝国への納税は神を冒涜する行為だとして戦いが起こった。
この戦いを動かしたのが「熱心党」であった。

シモンはかつてはその党員であったが、いまだにその呼び名がつけられているのは、シモン・ペテロとの区別からであっただろうし、またキリストが12弟子を選ばれるのに、過激な政治組織の党員だった者も救いにあずかりうる証でもあっただろう。

2、12弟子の中には全く考えの違う者が存在する熱心党のシモンは、異教の神々を祭るローマ帝国に税を納めることが真の神への冒涜という考えをもっていた。
それと全く反対の考えを持っていた人物が12弟子の中にいる。
取税人マタイである。
マタイはローマ帝国に納税させることが生きる道だと考え職業に就ていたのである。
この二人は意見を交わし合ったのだろうか・・・興味深い。
*納税問題に関する主の答え

マタイ17:24−27
27節を熱心党員だったシモンは聞いたであろう。

→ローマ13:1、7
為すべき務めを果たす義務がある。

3、また対照的な考えの持ち主をキリストが選ばれたことは、、今日も教会の交わりについて理解を深めてくれる。同信の者同士ではあるが考えが違う人をどう理解するか。
ローマ14章に3つの原則が示されている。
①それぞれ確信を持つ。5節
 意見が違う場合は心の中に止める
②裁き合わない。13節
 主がシモンとマタイを一つの組織に入れられたのは、違う考えを持っていても互いを大事にする。
③互いの霊的成長を追い求めていく。19節

 兄弟愛の表し方。