a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

姉を見舞う

C子姉は92歳。認知症になってグループホームに入っている。
娘の車でM子姉と横浜からやってきたHちゃんと4人で訪問する。私が妹であることは分からないみたいだが、なぜか娘にだけ「Nちゃん」と呼びかけるのである。「Nちゃん、立派に大きくなりはったね・・・」と何度も。
気配りが出来て、ユーモアを忘れないしにこにこ笑顔で接してくれて嬉しかった。会えてよかった。
「また会いに来てね」と言った。杖をついてすたすた歩いて健康なようでほっとした。

昨日夢を見た。
携帯を忘れて娘に連絡が出来ず迷子になった夢で、帰る道が分からない。(わたしはどんな家に住んでいるのだろう?)と考えているわたし。明日認知症の姉を訪ねるというだけで、怖い夢を見てしまった。
姉が家に帰れなくて可哀想・・・という思いが頭に有ったからか。
姉は自分の部屋をきれいに片付けるのが日々の仕事だそうで「だって自分のお家だもん」と現状に満足しているようだった。
機嫌良さそうな姉を見てほっとした。
安心したので今夜は楽しい夢を見よう。

暖かくなってヒヤシンスが満開になった。頭を下げてお辞儀をする。「しゃんとしなさい!」と直してもすぐにぐにゃとなってしまう。濃厚な香りが部屋に充満している。