a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

聖書の女性(42)ー舞姫サロメ

雨は上がったが小寒い。

駅前の銀行まで歩いて行ってきた。

歩くのに最高の季節。

 

  *  *  *  *  *  *

 

婦人聖書の集いより

聖書の中から学ぶ女性

今日は舞姫サロメ

サロメは踊り手として有名であったが、母親の言いなりになってとんでもない罪に加担した。

 

聖書 マタイ14:1-13

 

1、舞姫サロメ

・この女性は「ヘロデヤの娘 として紹介されているだけで、他の福音書にも名前は記されてない。

しかし同時代の文献『ユダヤ古代史』(ヨセフス著)にその名が記されている。

つまり一般の世界ではサロメ舞姫としての存在は有名であったということ。

 

ヘロデ王は兄弟ピリポの妻であったヘロデヤを奪って妻とした。

サロメはヘロデヤと前夫ピリポの娘であった。

その事でヘロデとヘロデヤはバプテスマのヨハネから糾弾されていた。3、4

 

2、ヘロデ王の誕生祝の場が地獄絵図と変わる

サロメヘロデ王の祝の席で舞い、ヘロデは上機嫌になる。

そして娘に「願うものは何でも必ず上げる」と約束をする。

その約束がサロメから「今ここに、バプテスマのヨハネの首」 を要求される羽目に陥る。

上機嫌の持つ危険性である。

 

「上機嫌」と「霊的高揚」とは異なる。

上機嫌は好ましい事があった時の生来の興奮であるのに対し、霊的高揚は神の恵みから来る感情の高揚である。

「上機嫌」の特徴→気分が変わりやすい。過ぎた事をしがち。

 

3、母にそそのかされたサロメ

義父ヘロデの大盤振る舞いに対し、サロメは母親ヘロデヤに「そそのかされて」「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて私に下さい」 と要求してしまう。

 

Q:間違った事を身近な人から要求された時どうするか?

 

 あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、

 神のみこころに関する真の知識にみたされますように。 コロサイ1:9

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ギュスターヴ・モロー

サロメは戯曲やオペラにも取り上げられ、多くの画家が描いている。