冬の朝は眠い。
自然に目が醒めるのは7時半なので、最終段階の深い眠りにある時ベッド脇の電話が鳴った。
この時間地震でも雷でも目が覚めない私なのだ。
「・・・こんな朝早くに誰やろ?」と取ると、娘の知人だった。
娘のiPhoneが石の上に落ちて壊れたので通じないので、家電にかけてきたのだった。
聞けば彼女の母上の訃報だった。
私は半ば眠っている状態なので、うまくお悔やみも言えず・・・「娘に後で伝えておきます・・・むにゃむにゃ」。
時計は6時20分だった。
夜は10時以降、朝は9時前に電話がかかることは滅多にない。しかも多くは携帯にかかる。
この歳になると、さしたる緊急事態は無いのである。
訃報が入っても昔のように跳んで行ってお悔やみをいう時代じゃないし。
というわけで今日は朝からぼんやりした1日になった。
朝刊のBパズルを解いて、午後は録画の「日曜美術館」を見ながら昼寝してしまって、予定していたことは何もせず、ぼーっとした1日だった。