a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

聖書の動物たち(14)ー駱駝

 

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金剛バプテストキリスト教会婦人聖書の集いより 

 

駱駝

 

1、駱駝について

「砂漠地帯の舟」と言われるほど中東やイスラエルでは旅に無くてはならない動物である。

高さ3m、体重500kg、忍耐強くて300kgの荷を負って30時間無休で歩ける。

しかも飲食せず数日間の旅に耐えうる。

背中のこぶに脂肪を蓄えていて、栄養補給の作用が出来るからである。

食べないとこぶは小さくなっていく。

まつげは長く2列に生えて、鼻腔は開閉可能で砂漠の旅に適している。

水は1回に45~60ℓ飲む。

嗅覚は1、5km先の草や水たまりを嗅ぎ当てる。

 

食用としては禁じられている。

 反芻するもの、あるいは、ひづめが分かれているものの中でも

 次のものは食べてはならない。

 らくだ。これは反芻はするが、ひづめは分かれていないので、

 あなたがたには汚れたものである。  レビ記11:4

その乳は飲用となり、

 乳らくだ30頭とその子、・・・   創世記32:15

毛はバプテスマのヨハネが毛皮として利用していた。

 このヨハネはらくだの毛の衣をまとい、・・・ マタイ3:4

 

2、駱駝に関する御言葉

しもべは主人の駱駝の中から十頭を連れて出かけた。 創世記24:10

イサクの嫁選びの際、アブラハムのしもべが10頭の駱駝に結納の品を運ばせた。

 

 彼は羊七千匹、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭、

 それに非常に多くのしもべを所有していた。   ヨブ1:3  

繁栄の印。

そこで、イエスは弟子たちに言われた。

 「まことに、あなたがたに言います。

 金持ちが天の御国に入ることは難しいことです。

 もう一度あなたがたに言います。

 金持ちが神の国に入るよりは、

 らくだが針の穴を通るほうが易しいのです。  マタイ19:23-24

キリストが富に執着している金持ちの青年に言われた御言葉である。

「針の穴」とは、エルサレム城壁の最も小さな門の名前であった。

旅をしてきた駱駝はこの門の前で足を折り曲げて低くならないと通れない。

そのように富の所有への誇りを捨てへりくだらないと神の国に入ることは難しいと教えられた。

 

目の見えない案内人たち。

 ブヨはこして除くのに、らくだは飲み込んでいる。マタイ23:23、24

細かい義務には気を使うが、はるかに大きな悪は飲み込んでいるパリサイ人の信仰が非難されている。

本末転倒し、大小を分別する力を失った姿への非難である。

私たちも最高の教えマタイ22:36-40を忘れてはならない。

 「あなたは心を尽くし、

 いのちを尽くし、

 知性をつくして、

 あなたの神、主を愛しなさい。」22:37ー第一の戒め

 

「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。」22:39ー第2の戒め