毎夕食後に観る連続ドラマ。
「ヴィクトリア」「オスマントルコ外伝」などなど、どうなるのか明日が楽しみ・・・という感じで毎夜観ているが、どんなに長くても今日で配信終わり、という日が来る。
次のシーズンは何日後に配信されるのか、私には分からない。
今観ているのは「コール・ザ・ミッド・ワイフ~ロンドン助産婦物語」。
第二次大戦後の荒れ果てた貧民街ロンドン、イーストエンドの話。
1950年代。
ジェニファー・ワースという実在の助産婦さん(1935年生まれ、私より1歳年上)の書いた自伝を元に作られている。
ジェニーは助産婦としてこの街にやってくる。
貧しい人々が暮らす街に戸惑いながらも助産婦として働く。
家の中の状態が良ければ(水道の設備が整っているとか、個室があるとか)家でのお産が許される。
時々訪問して妊婦の健康を確認する。
生まれた後も母子のケアをしに訪問し育児のアドバイスをしたりする。
日本でも長い間お産婆さんが訪問して赤ちゃんを取り上げるという習慣があった。
私などは多分小さな赤ちゃんだったしお産も軽かったと思うけれど、昨日もブログに登場した兄は2月の節分の寒い朝に生まれたが、難産で手こずって、手伝いに来ていた祖母(よしのさん)は井戸端で水垢離をして無事出産出来るように祈ったという。
男の子だったし、さぞお産婆さんも大変だっただろう。
凍った井戸水のせいで祖母が肺炎になることもなかったし、兄は無事にこの世に産まれて来た。
このドラマは1950年代後半で、私が娘を産んだ頃の話である。
私は病院でお産をしたけれどし、殆どは産院で赤ちゃんを産んだ。
でも中には、この頃でも近所の仲良しだったHさんは2人目のお産は家にお産婆さんを呼んで女の子を産んだ。
経済的な理由で入院出来なかったと思う。
そんな時代だった。
ドラマは、まだ避妊を知らない人々が多くて、多産で、小さな家に子供が一杯いて、妊娠したくないのにお腹が大きくなってしまう。
これ以上子供は養えない・・・と、怪しい女から堕胎の手術を受けて死にかけたりりして、女性が母親になるのに大変な思いをしている様子が描かれている。
逆子や臍帯が首に巻いているとか双子とか、若い助産婦さんたちは懸命に手助けをする。
無事に命を生み出した時の喜び!!
素晴らしいドラマが展開されて毎回感動する。
若い看護師さんたちは個性的で愛らしい。
リードする修道女たちも優しくて勇気がある。
まだまだ続きそうで楽しみなドラマである。