電車に乗ったのは何日ぶりだろう。
ちょっと緊張したがなんか嬉しかった。
窓から見える景色も懐かしい。
時間を少し遅く出かけたので乗客が少ないが、それでも大事をとって各駅停車に乗った。
9つの駅で電車は停まる度に、扉ががらっと空いて車内の空気が入れ替わるし。
眼科も空いている。
視野検査とか、私のように散瞳検査を受ける人が多いように思った。
三次元画像を診断してもらう。
もう良くはならない。
少しづつ悪くなっているが、死ぬまで持つだろう。
先生にそう言うと「そんなん。まだまだ大丈夫ですよ〜」と励ましてくださった。
瞳孔が開いているので、どこにも寄らず駅からタクシーに乗る。
タクシーの運転手さんは無口だ。
いつもなら例えワンメーターの距離でもあれこれ喋るのに、行き先を告げるだけ。
・・・寂しいわ。
テレビで映画やドラマを観続けると目が痛くなるのは空気が乾燥しているからであり、
瞼の皮膚が乾燥して皺になっているらしい(顔を見ればわかる)。
瞬きを絶えずすること、加湿器を居間にも使うと良いとアドバイスをもらったので、帰宅後早速コタツの上に置く加湿器を注文した。
これで又ドラマや映画が機嫌よく観られる・・・と思ったら嬉しくなった。