今日も暑い。
工作をした。
蔦の蔓で作ったリースに庭で拾って溜まった椿の実の殻をくっつけただけだけど、お花みたいで可愛い。
絵を描くのも楽しいけれど、何か作るのはもっと楽しい。
子供の頃は工作が苦手で、特に中学校で状差しを木工で作った時は困った。
釘を打つのが怖いので、木の板を持って困っていたら、それを見た私の父はどうしたか?
「手を金槌で打って怪我をしたらいかん」と近所の大工さんに持って行った。
大工さんは簡単に釘を打ち付けて出来上がったのだけど、学校へ持って行ったら先生に叱られた。
プロにやって貰ったのがバレバレで、釘を全部抜き取ってやり直しだ。
釘の頭を細く叩いてから使わないといけなかったし。
叱られたけど確か先生がやってくれたと思う。
その後ニスを塗って仕上げた。
しばらく手紙や葉書を入れて重宝したのだった。
過保護だった父のことを思い出しながら、リースを作る。
夕方Nさんが来た。
彼女と喋るのは顎や舌の訓練になる。
頭も使うし、再々会って喋ってくれる良い友達なのだ。