a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

月蝕を楽しむ

昨夜の雨に濡れた芙蓉

 

爽やかな秋晴れ。

公民館へ練習場所の予約をとりに行ってきた。

往復道草しながら歩く。

なだらかな坂道を5000歩あるいて少し汗ばむ。

 

午後うたた寝しながら映画を見ていたら(いや映画を見ていたのに寝てしまったが正しい)、Nさんがお菓子を持ってお茶をしにやって来た。

彼女は公民館へ謡曲の稽古の帰り。

山登りが趣味の健脚自慢の人だから、歩け歩けといつも励ましてくれる。

駅のエスカレーターは使わずに歩かんと勿体無い、下りの階段も手摺を持って歩くと骨が丈夫になる。という持論を述べる。

公民館は歩くのにちょうど良い距離やわ。

 

人と会って喋らんとあかんよ。

と言って、日曜日に日本舞踊のおさらい会を見に行った話を喋っていて途中で「あれ?何を言おうとしていたか?」と分からなくなる。

 

しばらく私の喋るのを聞いていたが、思い出した!

それでさっきの続きやけど、と話は元に戻る・・・私より1歳若いと言ってもやっぱり85歳なんだ。

脳もしっかり働かせないとボケる。

 

暗くなる前に帰らないと、とあたふたと帰って行った。

秋の夕暮れは気忙しい。

 

夜になって同級生のグループラインで、

「みな様、お月様観てますか」とHさん。

電話も掛かった。さっき帰って行ったNさんだ。

「お月様観てる?」

観てるよ、観てるよ。

東の窓からお月様が上がるのがよく見えるので、今夜は部屋の明かりを消してワインを飲んで食事をしながら月蝕を楽しんだ。

赤紫のぼうっと朧げなお月様は最高だった。

遥か遠くのお月様は幽玄の世界。

ロマンチック。

みなさん観ました〜?