a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

壺阪寺の桜は

アリッサム

この小さい花の塊が割に好きだ。

コンテナに植えておくと、パンジーが弱ってきても元気に咲いて白い花が盛り上がって来ておまけに良い香り。

朝ドラの主人公のように、這いつくばって見たい草花は沢山ある。

 

朝から雨模様だったけれど美容院へ行って来た。

行くと言っても2分も歩かなくて良い近所にある。

すぐそこ。

美容師さんは一人で手際よくやってくれる。

おまけにおしゃべりが上手で頭が良いから1ヶ月半前にしゃべったことを覚えていて「あれ、どうなりました?」

と聞いてくれる。

今日も朝から眠かったのに、1時間半の間彼女としゃべって出来上がった頃は元気になっていた。

お客さんの中には「あ〜よう喋って良かったわ〜これからしばらくもう誰とも喋られへん・・・」という人もあるらしい。

どこにも出ずに一人暮らしだったらそんなものかな?

 

今日のおしゃべりの中で「お花見に行った?」って聞いたら

「壺阪寺へ行って来ましたよ、桜綺麗でしたわ」って答えだった。

つぼさかでら?

どこやったかいな?

・・・壷坂霊験記・・・お里沢一・・・

私の頭はゆっくり動きだす。

すぐ出て来ないところが特徴で、家に帰ってしばらくして思い出したのが歌舞伎の演目。壺阪寺は眼の病いに効くと言われた大和のお寺だ。

沢市の眼病を治そうと願掛けに行く健気な妻お里の話だった。

桜の名所でもあるのか。

 

帰って娘に言うと、

「昔、紫陽花見に連れったげたやんか」

ああ、そうやったな。

脳の中には情報が沢山詰まっているのだけど、すぐに出て来ないのが私の脳みそなのだ。

髪も綺麗になったし、口中の唾液も沢山出たし、脳も回転させたし良い日であった。