a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

中身の立派なお免状箱

断捨離。

道具屋さんに来て貰って、屋根裏に収納してある古い物を持って行って貰った。

古い人形もお茶の道具も全部持って行って貰ってスッとした。

 

赤い漆器の箱が見つかった。

これは私が結婚するときの親に持たせて貰ったお免状箱。

お免状箱は嫁入り荷物に欠かせない物で、中には学校の卒業免状は勿論、お茶やお花や洋裁学校や日本舞踊の名取のお免状も入っている。

お免状の一番古いのは「幼稚園の保育證書」昭和18年。

もうそろそろ物資は不足していて藁半紙に近い粗悪な紙でA4の大きさ。

(名前は消したけど漢字でフルネーム)

悲しいのは4年生2学期の副級長になった時の証書。

A4を4つに切った藁半紙で、しかも何かの印刷してある物の裏を使っている。

この頃本当に紙が無かった。

この頃は選挙で級長を決めていたから、2学期に副級長に選ばれたのだ٩( ᐛ )و

国民学校と言ってた。

その他、ポスターのコンクールに優勝したとか、そんな紙が出てきたが全校生徒の前で校長先生に手渡された晴れがましい思い出が蘇ってくる。

戦争が終わって日本は平和で、紙は不足していてもそんなことは対して問題ではなく、のびのびと幸せな楽しい小学校生活を送っていた。

こんな箱が出てきたら中身を見ているだけで、何もせずに今日は終わった。

明日は屋根裏の掃除をしよう。

立派なお免状ばこ。