ハイビスカス 写真はMさん提供
今日もすこぶる暑い日だった。
午前中は教会の「歌の会」
午後は集会所で「優しい体操」と「うたの会」
と忙しかった。
夕方、汗を一杯かいて帰って来て、やれやれとテレビ桟敷で寝そべって相撲観戦。
今日からやっと贔屓の大関「霧島」が肋骨の痛みが癒えて出てきた。
観戦も力が入る。
桟敷席には浴衣姿の女性もちらほら見える。
うちわを持って涼しげだ。
私は若い頃から汗かきだったから、この季節日本舞踊の稽古着の浴衣は、襟もお腹の辺りも汗でベトベトになる。
1回か2回は乾かしてまた着るけれど、洗濯しなければならない。
浴衣の洗濯は大変だった。
タライでざぶざぶ洗って、糊付けをして、物干し竿に広げて干す。
パリパリに乾いたら全体に霧を吹く。
私は霧吹きを使ったが、母は口に水を含んで「ぷっ」と細かい霧を噴き出すのだった。
霧で湿った浴衣は丁寧に畳んで座布団の下に敷く。
誰かが座って重しをする。
皺が伸びたら再び広げて乾かして完成。
手間がかかったけれど、今思うとすごくエコだった。
電気を使うアイロンは浴衣なんかには使用しなかったのだ。
他にも、例えば中高生の頃の制服のプリーツスカート。
これは寝る前に布団の下に丁寧に襞を揃えて敷いておく。
1日でも怠ったらだらしないスカートを履いて登校する羽目になる。
寝る前のこの習慣は眠くて面倒だったけれど、これもエコな暮らしだった。
今日のような暑い日、私は大判のタオルやTシャツやパンツの汗に濡れたのを全部洗濯機に放り込めば良いのだから、楽だし便利だけれど、大量に電気を使う生活になってしまった〜。
濃い藍色の浴衣に白地の博多帯を締めて涼しげな相撲見物の客。
日本の女性にはよく似合って美しい。
そんなことを思いながらお相撲を見た。
そして今日は新大関「霧島」も勝ったのだった!!