a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

淡路島へ一泊旅行

夫と娘と3人で淡路島に一泊の旅に出る。
犬が居たので家族揃って家を空けることが出来なかったから、久し振りだ。
生憎天気予報は雨模様。
レインコートや傘を積み込んで出発する。
明石大橋を渡ってお昼には淡路島に到着した。
私は幼い日、戦争の前と後に江井という漁師町に家族で夏休みにしばらく逗留したことが有る。
西側の海岸沿いにある町の中を走っていたら、記憶にある旅館の名前の広告が見つかった。
『寒伝館(さむでんかん)』という旅館で、しばらく走ると有った有った!
すっかりイメージは変わっていたけれど、思いきって玄関の中に入ると昔と同じで、正面に幅の広い大きな2階に上がる階段が有る。懐かしくて嬉しくなった。
案内を乞うと中からご主人が出て来て、65年前に建築したと言う。
私が小学校の4年生の時に泊らせて貰ったと言ったら、「僕は産まれていませんでしたけど、海水浴の学生さんの臨海学校に貸していたと聞いています。改築はしたけれど、母屋は昔のままですよ」とご主人は言った。
玄関で写真を撮って、案内書を貰っておいとまをする。
今度、姉や兄に会ったらこの話をしようと思う。
あの頃大阪では食料が乏しかった。
夏休みを利用して、海水浴をしながら魚やお米も手に入る淡路島で過したのだった。
60年も昔の楽しかった日々が、磯の匂いや海の色などと共にたまらなく懐かく思い出された。
江井はお線香を作っている所で、楽しい思い出を作ってくれた亡き両親へのお土産にお線香を買った。
兄の家に持って行こうと思っている。
雨も降らずドライブは快適。
洲本のホテルに無事に到着した。
お魚や伊勢海老がは新鮮で野菜も玉葱や金時芋など特産の物が豊富で、鉄板焼が美味しかった。