夫と中寺町の雲雷寺へ墓参に行く。
近くの寺は高砂部屋の宿舎になっていて、お相撲さんが門前で携帯電話を掛けていた。
大阪の春だなあと思う。
寺の前は、高津神社で、梅林が丁度見頃だったので、ゆっくり歩いて境内まで上がる。
私は幼い頃、近くに住んでいて「こうづさん」と親しんでいた神社である。
私が覚えている神社は戦災ですっかり焼け落ちて、今建っているのは戦後復興したもの。
雲雷寺も戦災で山門だけを残してすっかり焼け落ちたという。だから我が家の墓石は火を被っている筈だ。
高津神社は上町台地に建っているから大阪市内が見渡せる。
「たかつのみやの昔より、世々の栄えを重ね来て、民の竈に立つ煙り、賑わいまさる大阪市」という歌詞の大阪市の市歌を思い出した。コーラスで大阪市の行事の時に良く歌いにいったので、ここに来たら突然思い出した。
タクシーでそごうに行ってご飯を食べる。