a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

気楽な男

昨日のSちゃん親子の会話から。
S「冷蔵庫のパネルの色は、コンピューターでカタログを見て、奥さんが選びはったんやで。」
Y「ええっ、コンピューターにカタログあるのんか。」
S「色見本のカタログ下げて来んでもええねん。64色の中から台所と同じ色を見つけたんや。」
Y「64色もパネルの色有るのん。」
S「そうや、コンピューターの性能が良いから、誤差が無いのんや。印刷やったら実物の色と違うときが有るやろ?」
Y「大したもんやな〜、ほんで奥さんコンピューター出来はんのでっか。」
私「ちょっとだけね。」
Y「学校へ行きはりましたんか?」
私「娘に教えてもろたんよ。Yさんはコンピューターせえへんのん?」
Y「わし、あきまへんねん。Sにこれだけは勝てまへんねん。」
なんちゅう人や。元は電気屋やってたというのに。
彼は何とまだ64才なのだが、電気器具の進歩に付いて行けず、早々と息子に店を継がせて、自分は楽隠居をして毎日ゴルフやカラオケで時間をつぶしているのんきな人なのだ。
私「Sちゃんは何でも良く知っていて、しっかりしてて、ええ子でお父さん嬉しいでしょう?」
Y「元手仰山かかってまんがな。」
と言いながら嬉しそうである。好き勝手に暮らして来ても、気楽に老後を送れるこんな人もいるのだ。