a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

小学校の友達続き

疲れが出たのか朝から少しめまいがする。薬を飲んでゆっくり過ごす。
体操教室も休んだ。

又、小学校の友達の話。
O君は南海高野線の沿線なので一緒に帰った。貰った電車の切符には『白浜→天王寺』と有るので、新今宮までだと、いくらか乗り越し金を払う必要が有るんじゃないかと彼に聞いたら「大丈夫要らん言うとった」というので、改札で切符を渡したら「120円頂きます」と言うではないか。
それを聞くとO君はでっかい声で「おかしいやないか!白浜の駅で大阪市内は良いと言ってた」と目を三角にして怒っている。
駅員は「天王寺と書いてあります」と譲らない。
O君は更に大きな声で「そんなん可笑しいやないか!」とわめき出した。何度も言った後「通ってもエエやろ」と叫んだ。
駅員はついに小さい声で「どうぞ」と言ったので私は改札を出たが、可笑しいのはその後。
O君は自分も切符を出すのをころっと忘れていたので、慌ててポケットを探ったが見つからない。
クシャクシャのハンカチやら、どこかの入場券やら領収書やら出て来たが切符は無い。
私が「上着の内ポケットは?」とか、改札のこちら側で叫ぶが無い。
「えらいこっちゃ」と汗をかいて探しまくって最後にようやくシャツの胸ポケットから出て来たのだった。
「もし見つかれへんかったら、白浜からの料金払わされたか解れへんわ、タンカ切った後やしな」
「漫画やで」。
彼の姿を見て、ウディ・アレンの映画を思い出した。彼はまるでウディ・アレンにそっくりだ。
真剣に行動しているのに何かスカタン。彼は頭が良いがおしゃべりでお調子者。小柄な所も似ている。
私は後で言ってやった。
「あんなに怒ったら血圧が上がって身体に悪いから、今度から怒る前に血圧計ったらええわ」。
彼の奥さんも良く知っているけれど、かれのお守りもさぞ大変だろうと思った。