a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

美しい映画

今日は美しい映画の話。

DVDに録画しておいた『ガス燈』を観た。1944年のアメリカ映画。
シャルルボワイエ、イングリッドバークマン、ジョセフコットンが出演のモノクロの美しい映像だ。
場所はロンドンで、夜霧が人影を隠し街灯が淡く瞬いている。
何度も観ている筈なのに、とても新鮮で楽しめた。それは私が感動する割に忘れっぽいからでもあるが・・・
ポーラは、不審な死を遂げたオペラ歌手の叔母のロンドンの家に、夫グレゴリーと移って来て住むことになる。
耳の遠い料理人と、ふしだらな雰囲気のメード。夫が作曲の仕事で出掛けた夜、ガス燈の灯りが小さくなり天井裏に足音が聞こえるので、ポーラは怯える。
イングリッドバークマンが美しく、ドレスはため息が出る位素晴らしい。
シャルルボアイエははまり役だ。
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『待ち焦がれて』1995年の映画。ジェーン・オースティンの原作(Persuasion説きふせられて)で、イギリスらしいロマンチックな私好みの映画。原作に忠実なのがお気に入りの映画である。
ヒロイン、アンは大人しく地味で控えめ、人の面倒ばかり見ている。ジェーン・オースティンのお気に入りのキャラクターだ。
アンの父は准男爵、派手な生活の所為で経済的に困窮し、お屋敷をお金持ちの総督に貸して、家族はバースで暮らすことになる。
総督の妻の弟ウエントワースは海軍軍人で、8年前にアンと恋に落ちたが、アンの家族に海軍軍人なんか〜と反対されて別れた仲なのだ。
8年後に再会した2人、しかし誤解が有って中々お互いの気持ちが解らなくてすれ違うという、いつものパターン。
お城の様な美しいお屋敷。妹の結婚した先の家も素敵だ。この変な妹を演じているのが、エマ・トンプソンの妹のソフィー・トンプソンだと言う。面白い役である。
温泉地バースは以前娘と旅をした懐かしいところ。

2つの映画は制作年に50年もの違いが有るが、共通してお屋敷でオペラ歌手のコンサートが有ったりして、イギリスの夢の様な世界を描いていて、うっとりさせられる。
たまにはうっとり夢を見て現実から離れるのは良い事だ。

今日は寒いし同窓会コーラスをサボって、確定申告の書類の整理をした。