a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

口パクの歌

昨日のブログでイタリア民謡について書いたが、今日は2006年トリノ冬季オリンピック開会式でルチアーノ・パバロッチが歌ったのは口パクだったというニュース。
本当にびっくりした。
朝日新聞天声人語にも取り上げていたが、あの感動的な歌『誰も寝てはならぬ』がカラオケで歌ったという信じられない話である。
あの後、膵臓がんで他界したと聞いたとき、病を押して良くあんなに素晴らしい声が出たなあ、と本当に感動したのだったが。
がっかりというか、複雑な気持ちをどうしょうも出来ない。
イタリアには他にも素晴らしいオペラ歌手が居ない訳でもないから、その人に歌わせても良かったのではないのか。
亡くなった今になってそんな事実をばらすのも、死んだ人に酷な話だと思う。
あのたぐいまれな素晴らしい歌声が、この事実の所為で濁ってしまうのは残念だ。