a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

庭が好きな家系

庭を常に美しく保つには労力も時間もお金もかかる。
郊外の家を処分して、大阪市内にマンションを買って住み替えをした何人かの友人が居る。
コンサートに行くにも、芝居を観るにも、買物をするにも便利やよと言っている。マンション暮らしをエンジョイしている様子だ。
羨ましく無いこともないけれど、年老いて身体も自由に動かなくなった時、狭い空間で1日中過ごすとなると、耐えられない気がする。
庭が有ると草引きも大変だし、水撒きも大変だ。虫にかぶれたり、刺が刺さったりもする。
植木屋に剪定や消毒を頼む必要も有る。
C子姉のように入院をすると、たちまち草ぼうぼうになってしまうし、誰かに迷惑をかけてしまうだろう。
でも、ぎりぎり迄自分の力で家と庭を管理して住みたい。
母は、入院して亡くなる寸前迄、庭を愛でて暮らしていた。
H子姉は、庭の掃除をして居たら気が紛れて、悲しさを忘れると言った。
妹も花が好きで、先日泊まってくれた時、我が家の庭を歩き回って見てくれたし、忙しい仕事の合間に花の手入れをするとほっとする、と言っている。
遺伝的に庭の手入れが好きな家系のようだ。
緑の世話をしていると、精神衛生に良い影響を及ぼす様なのである。
今日も植木の剪定をし、きれいに掃き清めて美しくなった庭を眺めてお茶をする。最高の気分なのである。