数日前から夫にイヤーホーンをつけて、音楽を聴かせている。
CD用の携帯プレーヤーを持っていないので、夫が謡曲の稽古に使うテープレコーダーを使うことにした。でも使うテープに適切なのが余り無い。謡曲のテープもどうかと思うし、CDからテープに移す機能を持つオーディオも故障しているので駄目。
という訳で、娘にiPodを買って送ってもらうことにした。
今日届いたので、早速iTunesから夫の好きな吹奏楽とかドボルジャークの新世界とか沢山の曲を入れた。娘がヴォイスレターをメールに添付して来たので、それも入れて病院に持って行った。
夫は今日からようやくICUを出て個室に移っている。
早速iPodを聞かせようとしたが、今日手にしたたばかりで上手く使えない。そこに可愛い看護士さんが登場。「私のと同じiPodです。色も同じですよ」と言ってちゃっちゃっと操作して、ピンクのiPodを夫のパジャマのポケットに入れてくれた。
N川さんと二人、余りの慣れた手つきに唖然として見入ったのだった。
今日の夫は眠ってばかりで、折角のiPodも娘のヴォイスレターも効果は解らずがっかりだった。
