a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「挫折の効用」

日曜礼拝メッセージより
第2コリント12:7〜10
建築家の安藤忠雄氏は、ご自分は工業高校卒業なのに、東大やハーバード大学で講義をされた。
その経験から「苦労の経験の無い者は挫折に弱い」と述べられている。
またカトリックのシスターである渡辺和子さんは、その著書で「挫折の勧め」を述べて居られる。
挫折に打ちのめされないゆとりが欲しい。
ここではパウロの挫折経験から学ぶことができる。
パウロの肉体には棘があった。7節 
そのとげは、痛みを伴う、また人目に立つ病であったようだ。ガラテヤ4:14
パウロは挫折からどう立ち上がって行くか。
1、理解を知った。
パウロはサタンの使い(たたり)かと思った。7節
しかし、私の恵みと理解し得た。
乙武洋糫氏の著書が、英語に訳されると「No One Is Perfect」だが、日本語では「五体不満足」となる。
完全な人はいないというのと、人と同じでないといけないという感覚の差である。
クリスチャンになると、障害も神の愛のしるしである、と捉え方を変えられる。
2、挫折が恵みと知る。12:4
パウロの棘は14年前からあった。
その間去らせて下さい、と3度(日に)も主にお願いした。12:2
 しかし、主は「わたしの恵は、あなたに十分である。
 というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」
 と言われたのです。
神のみ心を受け取る備えが出来ていなかった。
3、与えられる新しい力。9節
①なすべきことをやり遂げる力。
パウロはこの後3度も世界への伝道の旅行を成し遂げることが出来た。
②平安。
三浦綾子さんは9年間も病床に居たが、9〜10節を常に読み、病の中で与えられる平安を実感して居られた。

現在の様な状況こそ、挫折から立ち上がるチャンスである。