ガラテヤ(5 :23)
御霊の実のリストの最後にあるのは「自制」である。
日常生活にしばしば生じる弱さに対する神の助けである。
御霊の実 7 「自制」
1、「自制」の意味
一般的意味は「我慢、抑制、節制する」という意味であるが、聖書的意味は「神の助けを待つ」と言う意味である。つまり、物事に対して自分の感情や行動が先走ってしまうところを、そうしないで神の助けを待つ姿を意味しているのである。
2、最も必要な自制心の分野
自制の必要な分野はいろいろある。「食事のコントロール」「様々な物欲や欲望の制御」など…。しかし聖書は特に「舌」 についての制御を語る。それは他人にも害を及ぼすものだから。ヤコブ3:2、9-10
私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。
もし、ことばで失敗をしない人がいたら、その人は、
からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。
私たちは、舌をもって、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌をもって、
神にかたどって造られた人をのろいます。
賛美とのろいが同じ口から出て来るのです。私の兄弟たち。このようなことは、
あってはなりません。
心掛けること→箴言10:19
ことば数が多いところには、
そむきの罪がつきもの。
自分のくちびるを制する者は思慮がある。
言葉数が多くなると失敗も多い事をわきまえよ。
3 .「人生」の失敗と対策
①エデンの園における自制心の失敗から学ぶ
エバは悪魔の誘惑に負けて、神様から「取って食べてはいけない」と言われていた「善悪を知る木」の実を自制できず食べてしまう。どこに原因があったのか?
・創世記2:17
しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。
それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」3:3
しかし、園の中央にある木の実について、
神は、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。
あなたがたが死ぬといけないからだ』と仰せになりました。」・創世記3:5
あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、
あなたがたが神のようになり、
善悪を知るようになることを神は知っているのです。」
②サウル王の失敗から学ぶ
1サムエル13:8、9
③励まし
御霊の実について学んできたが、あなたは自分の心と生活にその実があまり実っていないと嘆いているかもしれない。しかし神の約束を信頼して「神の助けを待とう」ではないか→ 1テサロニケ5:23、24
平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。
主イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、
あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように。
あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます。