a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

聖書の女性(24)ーエステル3

曇り空で少し肌寒さを覚える今日の天気。

庭掃除に最適な日和である。

 

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エステル3

 

聖書 エステル記5:1-6:14

エステルの勇気ある行動と、民の窮地を知り不思議な方法で救いの導きを与えられる神の御手が分かる箇所である。

 

 前回までのあらすじ

聖書エステル記2:1-23 3:1-4:17

 

ペルシャ王アハシュロスの王妃ワシュティが失脚して、王妃選びが始まった。

両親がないエステルは親戚のモルデカイが親代わりとなっていた。

二人はユダヤ人であることを隠していた。

姿も顔立ちも美しいエステルが王妃として選ばれた。

 

ハマンは王に重んじられていた。

ただ一人ハマンに頭を下げないのがモルデカイ。

ハマンは王に虚言を持って彼を訴え、ユダヤ人撲滅計画がなされようとした。

 

エステルはある決意をする。

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レンブラント 王とエステルとハマン

 

 

 

1、王の前に出るエステル

エステルは命を懸けた大一番に出る。

ハマンは頭を下げないモルデカイを不快に思い、彼と彼の民族を根絶やしにしようと企んだ。

エステルは王の前に出て民族の救いを嘆願しようとするが、そう簡単にはいかない。

無断で王の前に出ることは命の危険を伴う行為なのだ。

それでもエステルは大一番に出る。5-1

・王の好意を受けたエステル。

王は金の笏を差し伸ばし謁見を許される。5:2

王からの好意を得たことは4:15、16の祈りの答えでもあった。

・直ぐに王に嘆願しないエステル

エステルは王に自分が設ける宴会にハマンとともに出て欲しい旨を伝える。5:4

 

ペルシャ人は酒を酌み交わしながら相談する習慣があり、エステルは焦らず最良の機会を見極めて嘆願しようと考えたのである。

 

2、ハマンのモルデカイ殺害計画 5:9-14

エステルに王とともに招かれる栄誉に上機嫌のハマンだったが、その日も自分に頭を下げないモルデカイに対し憤りに満たされ、5:9

ついにモルデカイを殺すための柱を立てる。 5:14

 

3、大逆転 6:1-14

・夜眠れなかった王は「年代記」でも読んで気を紛らわせようとするが、6:1

その中でかつて王を危機から救ったモルデカイに報償を与えていなかった事を知る。 6:2、3

・その時、奇しくもハマンがモルデカイ殺害計画の上奏をするために王の庭に来ている事を王が知り、ハマンを中に入れる。

・王に栄誉を与えるに相応しい報償は何かと尋ねられたハマンは、てっきり自分の事と思い、最高の栄誉を進言する。 6:7-9

・王はモルデカイにその報償を与えよ、とハマンに命じ、当てが外れたハマンは頭を抱える。6:11、12

 

 天が地よりも高いように、

 わたしの道は、あなたがたの道より高く、

 わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。イザヤ55:9