阪神淡路大震災から27年。
時の経つのは早いと実感する。
高校の同窓生には神戸に住んでいる人が多く、家の全壊という被災者が数人居た。
今、当時の被災者は元気に歳をとって健在だが、一番気の毒で今でも忘れられない人がいる。
彼女は旧家に嫁いだ。
地震で家が全壊して夫が死んで厳しい姑さんが残された。
堺の親戚に避難していたが、姑に「いつ神戸に帰られるの?いつ家を建ててくれるの?」とせっつかれ追い詰められて、自殺した。
家と夫と失って、自分も悲しみの中にいて、どうしようもなく死を選んだのだ。
愛する家族を亡くし、忘れられない悲しみの思いでいる人も多いだろう。
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エステル記(7)
聖書 エステル記7:1-10
久しぶりの聖書の勉強。
前回までのユダヤ人の殺害計画を企てたハマンの末路は哀れだった。
しかしそのハマンから学ぶことがある、
1、俄の成功は脆い
王がハマンを重んじたのはつい最近のこと。3:1
しかしハマンという人物の下調べが十分されないまま徴用だったかも知れない。
いずれにしても、ここに来てハマンの策略が暴露されてハマンは失脚する。
急に得た財産は減るが、
働いて集めるものはそれを増す。 箴言13:11
俄に得た財産も、急に得た昇進も脆い。
2、罪はいつか暴露される
ハマンがエステルに自らの悪い計画が暴露された時「震え上がった」6とある。
確かに怯えたに違いない。
エステルに指摘された事でそうなるとするなら、人が死後に受けるべき神の大法廷の前ではどんなに身の縮む事だろう。
死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。
そして、数々の書物が開かれた。
それは、いのちの書であった。
死んだ人々は、
これらの書物に書き記されているところに従って、
自分の行いに応じて裁かれた。
海はその中にいる死者を出し、
死もハデスも、その中にいる死者を出した。
そして人々はおのおのの自分の行いに応じてさばかれた。
それから死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。
これが第二の死である。
いのちの書にしるされていない者はみな、
この火の池に投げ込まれた。 黙示録20:12-15
しかし身代わりの裁きを
十字架で受けて下さったキリストを信じる信仰のゆえに神の裁きでは無罪放免。
極付の有り難さである。
わたしの言葉を聞いて、
わたしを遣わした方を信じる者は、
永遠のいのちを持ち、
さばきに会うことがなく、
死からいのちに移っているのです。 ヨハネ5:24
3、憎しみの計画をする者は自分の墓穴を掘っているのである
穴を掘る者は、自分がその穴に陥り、
石をころがす者は、自分の上にそれをころがす。 箴言26:27
憎しみの計画は結局自らの首を絞めることになる。