エステル
婦人聖書の集いより
聖書 エステル記2:1-23
ユダヤ人でありながら不思議な運命に導かれて王妃となるが、民族的危機の中で命を懸けて救いのために立ち上がった美しくも勇気のある女性であった。
ジョン・エヴァレット・ミレー画
ユダヤ人でありながら不思議な運命に導かれて王妃となったのだが、
民族的危機の中で命を懸けて救いのために立ち上がった美しくも勇気のある女性である。
聖書 エステル記2:1−23
1、王妃ワシュティ失脚
ペルシャ王アハシュエロス(BC486年王に即位)の時代。1:1
ユダヤ人はバビロニア帝国の捕虜となっていたが、バビロニアの後に興ったペルシャ帝国の元でもそのままの状態であった。
王妃ワシュティは王の宴会に顔を出さなかったことで王の逆鱗に触れ(1:12)失脚した。
新たに王妃選びが始まった。(2:3、4)
2、エステル新王妃に選ばれる。
王妃選びのために全国から「容姿の美しい未婚の女性が集められる」(2:2、3)
エステルもその中の一人となる。
①エステルには両親がなく、親戚のモルデガイが「娘」として引き取り、世話をしていた。
②「姿も顔立ちも美しかった」(2:7)
ユダヤ人であることを明かさなかったモルデガイとエステル。(2:10)
ついに王妃として選ばれる
①彼女を見る全ての者から好意を受けるエステル。(2:15)
②王から特別に愛されついに王妃として即位するエステル。(2:17)
・王妃になってもモルデガイの言いつけを守るエステル。(2:20)
3、悪漢の王殺害計画をモルデガイの名で王に警告するエステル。(2:21-23)
後々これが功を奏する。
※エステル記は神の名が書かれていないの唯一の書であるが。神の導きが鮮やかに示される書でもある。
二羽の雀は1アサリオンで売っているでしょう。
しかし、そんな雀の一羽でも、
あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。 マタイ10:29
私の愛する兄弟たちよ。
堅く立って、
動かされることなく、
いつも主のわざに励みなさい。
あなたがたは自分たちの労苦が、
主にあってむだでないことを知っているのですから。 1コリント15:58