a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

エステル記(5)

各地で大雪の被害が出ている。

でも私の家には雪は降らず、でもとっても寒い朝だった。

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エステル記(5)

 

「命をかけて」王の前に出る決意をしたエステル。

王は彼女をどうしたか。

一方モルデガイを憎むハマンは彼をどうするのか・・・。

緊張の場面が今日の学びどころ。

 

聖書 エステル記5:1-14

 

1、王の前に出るエステル

民族を救うために命をかけて王の前にでたエステル。

王は金の笏を差し伸ばした。5:2

危機一髪助かったのである。

その上王から思いの外の好意を得る。

この王の前での危機からの救いと好意を思えば、

エステルがモルデガイたちに「断食による取りなしの祈り」4:15、16

を要請したことは忘れてはならないだろう。

  使徒の働き12:5 12:17

 

2、直ぐには王に嘆願しなかったエステル

嘆願する許可を得たにもかかわらず、エステルは直ぐに王に語らなかった。

それは王を焦らすためだったのか?

そうではない。

ペルシャ帝国の習慣からきている。

歴史家ヘロドトスの『歴史』によれば「ペルシャ人には極めて重要な事柄を酒を飲みながら相談する決まりがあり、

そこで賛同したことを、翌日素面でいる一同に提起し、素面の時にも賛同となれば採用される。

そして、その翌日酒の宴で改めて決定する」という習慣である。

エステルはこの重要な決意をその慣習に従って進めようとしているのだった。

つまりエステルはその決まりを守るほど重要なことだと王に思わせているのである。

 

3、ハマン、モルデガイの態度で憤りに満たされる。

エステルが用意する宴会に王と自分だけ呼ばれたことに誇りを感じる

ハマンであるが、モルデガイが自分に頭を下げない態度に大いに憤り12・13

妻に愚痴る。13

すると妻ゼレシュはモルデガイを木に吊るして殺害するように進言したので大いに喜ぶハマンであった。14

 

しかし、ネタバレをすれば、結局この企ては自分がきに吊るされることになってしまう。(7章参照)

 憎しみは、上手く誤魔化し隠せても、

 その悪は集会の中に現れる。

 穴を掘るものは、自分がその穴に陥り、

 石をころがす者は、自分の上にそれをころがす。  箴言26:27

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