余りの暑さにどこへも行かず午後は録画しておいた映画を観た。
フランス映画「エール!」2014年作品。
主人公ポーラを演じたのはルアンタ・エメラ。
酪農を営んでいるポーラの家族は4人で、両親と弟は聾の障害を持っている。
会話は手話でし、ポーラは家族の通訳でもある。
医者の診断を聞くとき、市場でチーズを売る時、電話の応答、全部ポーラの役割である。
映画は最初に馬のお産の場面から始まる。
生まれた真っ黒の仔馬の名は「オバマ」とお父さんがつけた。
聾唖者であることも黒人であることも同じ個性だという。
中睦まじい夫婦と姉弟。
美味しそうな食事風景。
夫婦の寝室のド派手なインテリア!
ポーラは学校でコーラス部に入る。
先生が彼女の天性の声を見つけパリの学校の試験を受けるように勧める。
彼女は家族に取ってどうしても欠かせない存在であるし、両親には歌うことへの理解が出来ない。
面白くて笑って観ているうちに涙が溢れ出る感動的な映画である。