a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

聖書の植物(3)ー「ヒソプ」

すだちの収穫をする。

昨年は植木屋さんに切ってもらったら剪定しすぎて全く実がつかなかったが、今年は大豊作。

昨日も税理士の先生に「すだち要ります?」って聞いたら「欲しいわ〜。大好きです。買ったら高いし・・・」で持って帰ってもらった。

まだ三分の一ほど残っているが今日はこれまで。

余り上向きで鋏を使うと後で目が回る・・・。

10キロほど採れた。

 

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聖書の植物(3)ー「ヒソプ」

 

ヒソプオレガノに近い低木「マヨナテ・シリカ」で、現在ではハープとして流通している。

イスラエルの岩地や山など至る所で自生し、5月ごろになるとたくさんの白い花を咲かせ強い芳香を放つ。

「聖なる草」を意味するヘブル語が語源となっている。

 

1、旧約聖書の「ヒソプ」

 

①ヒソプは神の裁きから守られる時に使用された。

 ヒソプの束を一つ取って、鉢の中の血に浸し、

 その鉢の血を鴨居と二本の門柱に塗り付けなさい。出エジプト記 12:22

  ・・・・・・

 主はエジプトを打つために行き巡られる。

 しかし、鴨居と二本の門柱にある血を見たら、

 主はその戸口を過ぎ越して、

 滅ぼす者があなたの家に入って打つことがないようにされる。出エジプト記 12:23

 

②ツアラアトが癒され、社会生活復帰の時に使用された。

 生きている小鳥を、杉の枝と緋色の撚り糸とヒソプとともに取り、 

  ・・・・・・・・レビ記14:1-8

 

③罪の清めのために使用された。

 ご覧ください。私は咎ある者として生まれ。

 罪ある者として、母は私を身ごもりました。詩篇51:5

 ・・・・・

 ヒソプで私の罪を除いてください。

 そうすれば私はきよくなります。

 私を洗ってください。 

 そうすれば、私は雪よりも白くなります。 詩篇51:7

 

この歌はダビデの歌である。

罪の認識が非常に深い。

・人は生まれながらに罪を持っている。5

 人は罪を犯すから罪人ではなく、罪人だから罪を犯す。

・この罪は人間の力では到底清められず。神からの「清め」(ヒソプ)によらなければ解決しない。7

・神による清めによってだけ「白く」なることができる。

 

2、新約聖書の「ヒソプ」

ヘブル9:19-26

①キリストの「血」こそ人間を清める完全な「ヒソプ」である。

②十字架の上で流されたキリストの血は、動物の血と違って、ただ一度でしかも罪を完全に清めることが出来るのである。

③それゆえにキリストの犠牲が我がためであったと信じる者には、神ご自身が私たちの罪を思い出すことはないのである。

なんという特権!

 わたしが彼らの不義にあわれみをかけ、

 もはや彼らの罪を思い起こさないからだ。  ヘブル8:12