コロナになってから、刺繍をする事の楽しさに目覚めたり、洋裁に打ち込んでいる人が多い。
今まで忙しくて、刺繍や編み物まで手が届かなくて我慢をしていたのが、十分すぎる時間を与えられて、ずっと閉まってあった能力を発揮しているみたい。
マスクを手縫する事から始まって、手作りに目覚めたのだ。
女性が好きな手を動かす仕事。
身の回りのものを手作りする喜び。
映画を見ていると、英国のミステリーで有名な「ミス・マープル」はいつも編み物をしているし、お屋敷に住む様な奥方は刺繍を趣味にしている。
優雅な手仕事なのだ。
私は不器用なくせにパッチワークとか刺繍が好きだった。
バタバタ主婦業が忙しい中で時間を見つけて手を動かしていた。
パッチワークやキルトは手を動かしながら耳はテレビを聞いて、目はテレビと手元に半分づつ向けて器用に作業を楽しんだ。
今は目が緑内障といろいろで良く見えないので、手仕事は殆どやめてしまったけれど、本当はぼーっとテレビを見ているのは嫌で手先を動かしていたい。
手仕事は根気が要る。
刺繍でも編み物でもここまで出来た、という達成感が有るから良いのである。
写真はそうして作ったひとつ。
ヨーヨーキルトは簡単なのだが、何しろ数を作る必要が有る。
楽しいけれど根気との戦いだ。
ピアノに掛けようとして600ピース作って繋いだのだった。
1枚1枚思い出がある布地で作っている。
ワンピースやブラウスの着なくなった物。又は残り切れ。カーテンもある。
今はラグを作っているが、何時できるか分からない。
昔のように**しながら作るという芸当はもう出来なくなった。
すぐ肩が凝るし。