明日は2ヶ月半振りに公民館で女声コーラスの練習がある。
「嬉しい!」
休んでいる間にすっかり忘れてしまっているので、今日は必死に譜読みをした。
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モーセ(9) 不平
民はモーセに食のことで不平を呟いた。
聖書 出エジプト16:1-12
ルイニ(1520〜23年) マンナ集め
出エジプト記16:14−36
1、不平は感謝を奪う
1~12までに「不平」という言葉が7回も出てくる。
紅海が割れる奇跡を経験し喜んだ民だったが、
「水がない」15、24
「食物がない」2
と呟いた。
「昨日」の感謝もすぐに不平に変わる。
人は昨日良い事があって感謝しても、今日面白くない事があると不平が出る。
民の姿は我々の姿ではないか?
2、不平の問題点
3節で不平を愚痴る民の言葉の中に問題点が浮き彫りにされている。
①心が後ろ向きになる。
あれほどエジプトでの生活が苦しくて泣き叫んだのに、2:23
荒野の生活に入ると「エジプトは良かった」と言いだす始末。
不平は現在を否定し、過去に執着する。
※今がダメでも後に良い事がある筈と自らを励ますが、この生き方の問題点は、今、感謝が出来ないなら後になっても出来ない、ということ。
今日「良かった探し」が必要。
②祝福された未来が見えなくなる。
神は民がエジプト脱出前夜、約束の目的地が「乳と蜜の流れる」素晴らしい土地であると語られた。13:5
しかし、今彼らは目的地を見失っている。不平に支配されると希望の未来が見えなくなるのだ。
③不平は究極的には誰を責める事になるのか
民はモーセとアロンを責めた。2
しかし不平の呟やきは誰に向かっているか→神に向かって言っている。8
不平は「自分」と「周り」と「神」をも傷つける。
3、不平の解決
民の不平から出た事だったが、神は憐れみ深く民の食を満たす御業を成して下さる。4
しかし「彼らがわたしの教えに従って歩むかどうかを試みる」とある様に、この不平の問題は単に食の事だけではなく神への信頼を問われているのだ。
すべての物事、環境の源である神を中心に置くことを忘れ、自分の不幸や環境に支配される時、不平不満が支配することをこの箇所は教えている。
すべてのことを、
つぶやかず、
疑わずに行いなさい。ピリピ2:14