早朝は寒いけれど、太陽が照り始めると初冬らしい穏やかな暖かさになる。
猫のブラッシング、朝刊のパズル解きをした後、庭掃除をする。
雑草は枯れてしまって落ち葉を集めるだけの仕事で楽しい。
ところで、裏のSさん宅はついに更地になってしまった。
我が家の裏側はSさんの屋根で見えなかったのが、いまやむき出しになってしまった。
コーラスでMさんが「窓でa-dollさんが何かしているのが、道路から良く見えたわ」と言った。
気をつけないと丸見えなのだ。
工事中はカーテンを閉めていたけれど、今は鬱陶しいので開けてある。
今までと違うことを忘れないように気をつけないと・・・。
見通しが良くなって道路の向こうの方の住宅地も丸見えになった。
見ると3軒が空き家になっている。
そのうちの1軒に今日掃除の業者が入って、家具や電気製品やごみを運び出していた。
誰が住んでいたのか全く知らないのだけれど、多分築50年は経っているかと思われる。
建てた時は美しくて又住む人達も若くて、未来を予想することはしなかっただろう。
隣の住宅地は道路から高くなっていて門まで20段ぐらい石の階段を登らなくてはならない。
若い時は年老いてからこの階段がキツくなるって予想出来ないのだ。
次にこの土地を買う人はそのことを考えるだろうか。