最後にお見せするのはこのお城みたいな家。
15年前に定期的に送ってくる雑誌のドールハウスの材料で作った。
材料とともに詳しい作り方も載せてあったのでゆっくり楽しんで作った。
しかし、完成するのに2年半もかかった。
というのは途中で夫が病に倒れ入院したからである。
毎日病院に通って、治る希望もない夫を病院に残して疲れて帰って来たから人形の家を作る気にならなかった。
7ヶ月夫の入院生活は続いた。
その内、帰宅してから少し人形の家を触っていると気分が和んで元気が湧いて来たように思った。
毎日、夜、一人で食事を済まして家を作り始めていた。
闘病の甲斐なく夫は天国に行ってしまって、しばらくは材料が溜まって積んであるのに作る気力も暇もなかったのだが、ある日気を取り直して作り始めて完成させた。
思い入れ深いドールハウスなのである。
大きいけれど分解できるので持ち運びは出来る。
バルコニーの手摺りを外して扉を開けるとこんな風になっていて、
階段を上がって入ると、この館の夫婦が犬たちと一緒に出迎えてくれる。
屋根を外すと寝室を見ることが出来る。
箪笥の中の小物、鏡台の上の化粧瓶などを作るのは楽しい。
今日は少し寒さがおさまった。
午後、集会所での「体操と歌の会」に行く。
疲れたので続きは明日。
明日も見てね ٩( ᐛ )و