a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ヤコブ物語(8) 詰めが肝心

春の季節は窓辺が好き!

ヒヤシンスの鉢を外に出したら、植木鉢の敷物の上に座ってしまったクルミ

 

 

ヤコブ物語(8) 詰めが肝心

 

ヤコブは兄エサウと和解が出来、20年の心のつかえを下すことが出来た。

あとは目的地に戻って父との再会を果たすことであったが。

なぜか安易な考えに流された。

結果、とんでもない事件が発生した。

 

 

聖書 創世記33:17~35:

 

1、べテルではなくスコテに住み着いたヤコブ

20年前に神と出会い「この地を与える」と言われた地べテル。創世記28:13、19

しかしヤコブはペテルの50km手前の、しかもヨルダン川の東(異邦の民の多くいる)スコテで家を建て、家畜用の小屋も作った。33:17

聖書はなぜヤコブがスコテに住居を定めたのか記していない。

牧草地が豊かでこれから先の生活を考えての事だったのか。

まさか神との約束を忘れたのではあるまい。

いずれにせよ神の約束の場所では無かった。

神がベテルでと言われた理由は次の悲劇でわかる。

 

2、ヤコブの娘ディナのレイプ事件

ヤコブの娘ディナがその土地の娘達を訪ねようとしてそこの地の男にレイプされた。

34:1、2

それだけではない。

その後で兄たちはスコテの男たちを皆殺しにする。34:1、2

ヤコブは娘を恥辱され、息子たちは殺人を犯し、街の人たちからの復讐に怯える。

もう50km進んでべテルまで行けばこんな事件は起こらなかった筈。

神がなぜ「べテル」と言われたかが分かる。

 

3、ここから学ぶ教訓

①過去の霊的祝福は次の保証にならない。

自我が砕かれ兄と和解出来たのはまさに神の恵みであったが、それが次の問題に打ち勝つ力とはならない。

食事と一緒で食べ貯めはできないのだ。

「日毎の糧を今日も与えたまえ」

②神は悲劇と罪からの回復の道を備えてくださる。

「ベテルに上りそこに住め、祭壇を築け」351:1

神への礼拝は回復の道!

③父イサクとの再会は?

再会はずーっと後35:27

どうしてそんなに遅いのか???